亀田ブログ

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2026/07/22

外壁塗装で保証が使えないケースとは?注意点を解説

保証書の細かい条件を知ることが、あとの安心につながる

【この記事のポイント】

外壁塗装の保証は、基本的に「施工不良」が対象であり、「自然な経年劣化」「台風・地震などの天災」「第三者による損傷」「構造や下地の問題」などは対象外となるのが一般的です。

よくあるトラブルは、「色あせや汚れも保証してくれると思っていた」「台風で傷んだのに保証が効かなかった」「他社で部分補修したら保証が無効になった」といった"認識のズレ"です。

迷ったら、「①保証の対象(何が・どこまで)」「②保証期間(何年)」「③保証を出す主体(施工店・メーカー)」「④保証が効かないケース」を契約前に紙で確認し、わからない点はその場で質問するのがおすすめです。

今日のおさらい:要点3つ

  • 「施工保証とメーカー保証の違い」を理解し、色あせ・汚れ・自然なひび、経年劣化まで無料で直してもらえると期待しすぎない
  • 保証書に書かれている「対象外条件」を必ず確認し、天災・第三者による損傷・他社工事が対象外であることを把握する
  • 保証年数の長さだけで業者を選ばず、「何を・どこまで・どの条件なら無償対応してくれるのか」を事前に具体的に確認する

この記事の結論

一言で言うと、「外壁塗装の保証は"施工店やメーカーのミス"を直すためのものであり、時間とともに進む劣化や、天災・第三者の事故・他社工事などには基本的に使えない」です。

最も重要なのは、「①施工保証とメーカー保証の違い」「②保証書に書かれている"対象外条件"」「③保証期間より"保証内容"」の3つを理解し、"色あせ・汚れ・自然なひび"まで無料で直してもらえると期待しすぎないことです。

失敗しないためには、「保証年数の長さ」だけで業者を選ばず、「何を・どこまで・どの条件なら無償対応してくれるのか」を事前に具体的に確認し、保証が使えないケースも想定したうえで"現実的な安心ライン"を決めることが大切です。

保証書を引き出しにしまい込んでしまいがちな理由

保証があると聞いた瞬間、少し安心してしまう

正直なところ、私も最初の外壁塗装のとき、「10年保証です」と言われた瞬間に、細かい条件を読む気持ちが少し薄れていました。

現地調査や色決めで頭がいっぱいの中、「保証」という言葉は、つい安心材料として受け取りたくなってしまう。

契約書の後ろにホチキス止めされた保証書を渡され、「何かあったら連絡くださいね」と言われると、それだけで"守られている"ような気持ちになってしまうのです。

家に帰ってからも、保証書の文字の多さに圧倒され、

「施工日から◯年以内」「当社既定の◯◯に基づき」

といった文言をざっと眺めては、「まあ何かあればそのとき考えよう」と引き出しにしまい込んでしまう。

数年後、外壁の一部に気になる症状が出てきたときになって初めて、「これって保証対象なのかな」と慌てて保証書を探す──そんな流れに心当たりがある人も多いはずです。

実は、「保証=全部無料で直してくれる」ではない

外壁塗装の保証について解説している記事では、

  • 外壁塗装の保証は、施工不良が原因の不具合が対象
  • 経年劣化や自然災害による損傷はほとんどの場合対象外

と、かなりはっきり書かれています。

例えば、

  • 施工後数年で塗膜が広範囲に剥がれた
  • すぐに錆が出てきた

といった「明らかな施工不良」は保証対象になり得ますが、

  • 日当たりの強い面の色あせ
  • 砂ぼこりや排気ガスによる汚れ
  • 経年によるチョーキング(白い粉)

などは、"時間と環境による自然な変化"として扱われ、保証の対象外とされるのが一般的です。

この「保証の守備範囲」を知らないまま、「何かあったら保証で直してもらえる」と期待してしまうと、いざというときに落差が大きくなります。

外壁塗装の保証で"使えない"と判断されやすい代表的なケース

ケース① 経年劣化(色あせ・汚れ・チョーキングなど)

複数の専門サイトは、「外壁塗装の保証は、経年劣化をカバーするものではない」と明言しています。

対象外になりやすい経年劣化の例として、

  • 日射や雨風による色あせ
  • 汚れ・カビ・コケの付着
  • チョーキング現象(手で触ると白い粉が付く)
  • 微細なヘアクラック(構造に影響しない細いひび)

などが挙げられています。

ある解説では、「保証期間中の不具合は無償補修の対象となるが、経年劣化や自然災害による損傷はほとんどの場合保証対象外」と、はっきり線が引かれています。

また、「色あせや汚れは保証対象外、施工不良のみ対象」という長期保証の例も紹介されており、「10年保証」「15年保証」といった年数だけを見ないよう注意喚起されています。

私も、「色あせしてきたら保証で塗り直してもらえるのかな」とぼんやり考えていた時期がありましたが、保証の説明を細かく聞いてみると、「色あせは新築でも経年変化として扱います」ときっぱり言われました。

そのとき、「保証とは"元の約束通りに施工されているか"を守るものであって、"永遠に新品のように保つ"約束ではない」とようやく腑に落ちました。

ケース② 天災・火災・第三者による損傷

保証の除外条件として必ずと言っていいほど書かれているのが、

  • 地震・台風・洪水・竜巻・落雷・ひょうなどの自然災害
  • 火災・爆発などの事故
  • 近隣工事や交通事故、子どものいたずらなど、第三者による損傷

です。

ある塗装店のコラムでは、

火災や天災による損害は通常保証対象外であり、自然災害や火事といった外部要因による損害は予測できないため

と説明されています。

また、岐阜の塗装専門店のブログでは、「塗装面が第三者によって損傷を受けた場合も保証対象外」とし、

  • 隣家の工事中に重機や工具で外壁が傷ついた場合
  • 子どもが遊んでいてボールをぶつけて傷がついた場合

などの例が挙げられています。

このような場合は、

  • 火災保険
  • 近隣業者の賠償責任保険

など、別の枠組みでの補償を検討することになります。

実は、私の知人も、台風で飛来物が外壁に当たって傷がついたとき、最初は「保証で直してもらえると思った」と話していました。

しかし業者から「これは天災による損害なので、火災保険を使うケースです」と説明され、そこで初めて"保証の限界ライン"を意識したそうです。

ケース③ 他社工事・増改築・DIYで手を入れた場合

保証書の条項としてよく見かけるのが、

「他社が手を加えた場合は保証無効」

という一文です。

外壁塗装の保証期間を解説した記事でも、

  • 施工後に別の業者が補修や増築を行った場合、元の施工不良か後からの工事が原因か判別が難しくなる
  • そのため、多くの保証書には「第三者の工事による影響は保証対象外」と明記されている

と説明されています。

また、クリーニングや部分補修などをDIYで行った場合も、

  • 元の塗膜を削りすぎる
  • 相性の悪い材料を塗ってしまう

などで状況が複雑になり、「保証対象外」と判断される可能性があります。

私も、古いコーキングの上から自分でシーリング材を塗ってみたことがありますが、後からプロに見せたときに「ここを触ってしまうと、保証の話がややこしくなることもあります」と言われました。

正直なところ、「保証期間中に気になる部分を触るときは、まず元の施工店に相談」が鉄則だと感じています。

その他、見落とされがちな"保証対象外"のパターン

パターン① 構造・下地の問題が原因の不具合

保証内容を解説した記事の多くは、

  • 建物自体の構造問題(基礎や躯体の歪み、構造クラック)
  • 既存下地の重大な欠陥

が原因で起きた不具合は、塗装保証ではなく建物側の問題として扱われる、と説明しています。

例えば、

  • 地盤沈下で基礎にクラックが入り、それに伴って外壁に大きな割れが出た
  • 元々の施工で防水処理が不十分で、内部から水が回って塗膜が膨れた

といったケースです。

こうした場合、

  • 塗装だけでなく構造部分の補強や防水工事が必要
  • 保証の守備範囲を超えるため、別途工事・費用が発生

となることが多いです。

パターン② 使用者側の使い方・管理方法に起因するもの

保証の注意点として、「使用者の管理状況」が挙げられることもあります。

例えば、

  • 外壁に常に植物や荷物を密着させていた
  • 高圧洗浄機で強い水圧を長時間当て続けた
  • 研磨力の強いブラシで頻繁に擦った

など、通常想定されていない使い方・掃除の仕方で塗膜が傷んだ場合は、保証対象外とされることがあります。

これは、「車の保証でも、明らかな過走行や改造は対象外」というのと同じ発想です。

塗装も"日常的な使い方"の範囲は守りつつ、大きな不具合は保証でカバー、というバランスをイメージすると分かりやすいかもしれません。

パターン③ 保証期間外・業者廃業・極端に長い保証の罠

外壁塗装の保証期間についての解説では、

  • 一般的な保証年数は塗料グレードに応じて設定される
  • 極端に長い保証年数をうたう業者には注意が必要

と警告されています。

例えば、

  • シリコン塗料で10年前後
  • フッ素塗料で10〜15年前後

といった年数が保証の目安である一方、「20年保証」など極端に長い年数を掲げている場合、

  • 実際には対象が"施工不良に限る""色あせや汚れは対象外"など条件が厳しい
  • 業者が途中で廃業すると保証が事実上無効になる

といったリスクがあります。

ある解説では、「塗装事業者が倒産した場合は、自社保証が適用されません。極端に長い保証期間をうたう事業者は避けた方が良い」とも書かれています。

正直なところ、「保証は年数より中身」と考え、

  • 実現可能な年数か
  • 会社の継続性は高そうか
  • 保証内容は現実的か

を見た方が、長い目で見ると安心です。

行動ステップ ― 保証が"使える保証"になるために今できること

ステップ① 施工保証とメーカー保証の違いを理解する

外壁塗装の保証には、主に

  • 施工保証(工事をした会社が出す保証)
  • メーカー保証(塗料メーカーが出す保証)

の2種類があります。

施工保証の特徴

  • 対象:施工不良による剥がれ・浮きなど
  • 期間:塗料や部位によって5〜10年程度が目安
  • 主体:工事をした塗装会社

メーカー保証の特徴

  • 対象:塗料そのものに起因する不具合(例:規定どおり施工したのに性能が出ない)
  • 期間:塗料ごとに設定(10年保証など)
  • 主体:塗料メーカー(ただし施工条件が厳格)

契約前に、

  • 「どの保証を誰が出すのか」
  • 「それぞれ何が対象なのか」

をはっきりさせておくことで、「ここは施工保証」「ここはメーカー保証」という見通しが立ちやすくなります。

ステップ② 保証書の"対象外条件"だけは必ず目を通す

保証期間や対象箇所と同じくらい大切なのが、

  • 免責事項
  • 保証対象外

の項目です。

ここには、

  • 天災・火災・第三者による損害
  • 経年劣化・汚れ・色あせ
  • 他社工事・増改築・DIY

などが具体的に列挙されています。

少し面倒ですが、この部分だけでも

  • 重要そうな部分にマーカーを引く
  • 分からない用語をメモして質問する

くらいしておくと、「これなら納得してサインできる/できない」の判断材料になります。

実は、ここを丁寧に説明してくれる業者ほど、総じて誠実だと感じるはずです。

「こういう人は今すぐ相談すべき」「この状態ならまだ間に合う」

こういう人は今すぐ相談すべきです。

すでに工事を終えて数年経っているが、保証書をよく読まずにしまい込んでいる。

気になる症状が出ているのに、「保証が切れているかも」と不安だけで連絡していない。

この場合は、まず施工店に連絡し、「症状」と「施工時期」を伝えたうえで、保証の適用可能性を一緒に確認してもらうのがおすすめです。

この状態ならまだ間に合います。

これから外壁塗装を検討しており、まだ契約前。

保証も気にはなるが、具体的に何を聞けばいいか分からない。

迷っているなら、「保証の対象・期間・対象外条件」を事前チェックリストに入れ、「色あせや汚れは対象になるのか」「天災のときはどうするのか」「他社工事で保証はどうなるのか」を契約前に質問してみるのがおすすめです。

よくある質問

Q1. 外壁塗装の保証は何をカバーしてくれる?

A1. 主に施工不良による塗膜の剥がれ・膨れ・浮きなどが対象です。経年劣化や自然災害、第三者による損傷は基本的に対象外です。

Q2. 色あせや汚れも保証してもらえますか?

A2. いいえ。色あせや汚れ、チョーキングなどは経年劣化として扱われ、多くの保証では対象外とされています。長期保証でも同様です。

Q3. 台風や地震で外壁が傷んだ場合、保証は使えますか?

A3. 多くの場合、天災による損害は保証対象外です。このようなケースでは火災保険や災害保険の適用を検討します。

Q4. 他社で部分補修したら保証はどうなりますか?

A4. 保証書には「他社が手を加えた場合は保証無効」とする条項が多く、別業者やDIYでの補修が原因で保証対象から外れることがあります。

Q5. 保証期間は長ければ長いほど良いですか?

A5. 一概にそうとは言えません。極端に長い保証は対象が限定されていたり、業者が廃業した場合に無効になるリスクもあります。年数より内容が重要です。

Q6. 施工保証とメーカー保証の違いは?

A6. 施工保証は工事店が出すもので施工不良が対象、メーカー保証は塗料の性能不良が対象です。それぞれ対象範囲と条件が異なるため、別々に確認が必要です。

Q7. 保証をきちんと使うために、施主側で気を付けることは?

A7. 保証書の保管・対象外条件の把握・他社工事やDIY前の相談・不具合が出た時点で早めに連絡することが大切です。時間が経つほど原因特定が難しくなります。

まとめ

外壁塗装の保証は「施工不良」への備えであり、「経年劣化・天災・第三者の事故・他社工事・使い方の問題」などは基本的に対象外です。

正直なところ、保証は"長さ"より"中身"が重要で、「誰が・何を・どこまで・どの条件で」カバーしてくれるのかを契約前に確認し、保証対象外になるケースも想定したうえで依頼できると、後のギャップがぐっと減ります。

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